■ JASRACの暴挙
- 「iTMSも日本のルールで」——JASRAC、ネット配信に期待 (ITmedia Lifestyle, 2005/05/18の記事)
- 日本の音楽配信サービスは「守りの姿勢」でいいのか? (FPN, 2005/05/20の記事)
この「相互理解」とは、“iTMSも国内の配信事業者と同じ条件でサービスを行っていく”という意味で理解して良さそうだ。「ダウンロード型ならば、1曲あたり7.7%もしくは7.7円の使用料を徴収するというルールはいかなる事業者においても変わらない」と菅原氏もコメントしている。iTMSは比較的ゆるいDRMが特徴だが、菅原氏は加えて「ダウンロード型ビジネスで大切なことは、コピーコントロールの問題をクリアにすること」とも述べており、 iTMSが既存の国内サービスと同等のDRMを備える可能性も否定できない。というところに引っかかりました。
司馬自身、昨年VAIOのノートを買った時に「6,000円分の音楽ダウンロード無料」のキャンペーンがあったので、その際にちょっとmora.jpの音楽サイトで20曲ほど使ってみたのですが、キャンペーン期間が終わってからは止めてしまいました。まぁ、別にダウンロードしてきた音楽に不満があるわけではなかったのですが、タダだから使ってみただけで、自分で金払ってまで使いたいとは思わなかったんですね。
その理由として大きかったのが、
- IEを使わないと曲のダウンロードがまともにできない(苦笑)
(このご時世にIE限定、しかもダウンロードにActiveXなんか使う無神経さ)
- せっかくダウンロードしてきても、ヘンなDRMのおかげで使っているiPodに入れられない
ですから、iTMSでも同様のDRMが入ってくるようであれば、やはりあまり使いたいとは思わないだろうな…と思います。
そもそも、ガチガチなコピーコントロールをかけた上で1曲あたり7.7%の使用料を取る…というのは、出来の悪いヤクザでもそこまでアコギじゃねぇだろというレベルの暴挙だろうと司馬は考えます。まぁこれが0.77%くらいならそういうDRMでも納得してもいいとは思いますが、7.7%というのはコピーフリーでも高過ぎ。
結局、著作権使用料の高さもさることながら、それに対するDRMの質の悪さとのバランスがiTMSの日本への参入障壁になっているわけで、JASRACやレコード会社の時代錯誤も甚だしい…と思います。
結局「著作権の保護」とか言ってても、その本質が「JASRACとレコード会社の権益保護」という部分にあることくらい、とうの昔にユーザーに見透かされちゃってるんですけどね。
上に引き合いに出している記事などはまさしくJASRACに対する批判なわけですが、そういうところに耳を傾けずに「コピーコントロールの問題をクリアにすること」なんて言ってるようじゃ、日本の音楽業界には未来はないでしょう。


